【水耕栽培トマト成長記録④】ついに着果!実がぷっくり膨らんできました

〜実がなる喜びと今後の果実管理について〜

こんにちは、スパイス見聞録の店主です

水耕栽培で育てているミニトマト「イエローアイコ」の成長記録、今回で第4回目となります。

前回は、花が咲いたことをご報告しましたが、そこから約1週間——

今朝ついに、あの小さな花の跡に実がぷっくりと膨らみ始めた姿を発見しました!

ご覧ください、この小さな奇跡の一粒を。

まだグリーン色のままですが、直径1cmほどの小さな実がしっかりと茎に付いています。

まるで朝露をまとった宝石のようで、思わず「やったー!」と声を上げてしまいました。

🍅ついに「着果」成功!

トマト栽培における大きな山場の一つ、それが**「着果(ちゃっか)」です。

花が咲いた後、うまく受粉しないと花はそのまま落ちてしまいますが、今回は人工授粉がうまくいった証拠**。

実際、綿棒を使って花の中心をトントンとやさしく撫でる作業を、2~3日続けて行ったことが実を結んだ形になりました。

🪴果実の成長ステップ(今ここ)

トマトの成長段階をざっくりまとめると、以下のようになります。

ステージ状況所要時間目安
発芽苗として成長約1週間
開花黄色い花が咲く約1か月
着果花が落ちて実がつく1〜2週間
果実膨張緑の実がどんどん膨らむ約3〜4週間
色づき(成熟)イエローアイコは鮮やかな黄色に約1週間

現在は「果実膨張期」の初期段階。

これからさらに太陽の光と栄養を吸収して、大きくなっていくはずです!

💧果実の膨張期の管理ポイント

着果後のこの時期、以下の点を特に意識しています:

  1. ハイポニカ養液の濃度管理
     ・トマトの実がつくと、栄養をぐんぐん吸収します
     ・養液の濃度が薄すぎると生育不良、濃すぎると根に負担がかかるので、
      ECメーターで週に1回濃度をチェック
  2. 水量管理の強化
     ・気温も上がってきたので、日中の水消費が激しい
     ・朝晩2回、タンク残量をチェック
  3. 支柱の補強
     ・実の重みで茎が傾かないよう、麻ひもで茎と支柱を軽く固定
  4. 葉の整理(風通し重視)
     ・茂りすぎた葉は適度に摘葉
     ・蒸れを防ぐことで病気リスクを下げる

☀️この日の天候と成長の関係

実が膨らみ始めた今日(5月上旬)、天候は曇り時々晴れ、気温23度前後、湿度60%。

気温が安定してきたことに加えて、適度な日照と湿度のバランスがよく、

まさに“トマト日和”だったと言えます。

とくに水耕栽培は根が水に浸かっているため、気温が高すぎると根腐れリスクが出てきますが、

自動エアポンプとソーラーシステムがうまく作用してくれて、養液は常に新鮮な状態をキープできています。

✨1株から何個とれる?気になる収穫数

イエローアイコの水耕栽培では、うまくいけば1株から50~100個の収穫が可能とされています。

今のところ、2房で合計10個ほどの実が確認できていますが、まだまだこれから!

花房もさらに上に伸びているので、今後の開花と着果が順調に進めば、

7月にはたくさんの黄色い実が楽しめそうです。
📝この2週間の成長まとめ

項目状況
花の数5房以上、毎日どこかで開花
実の数10個程度、直径1〜1.5cm
養液消費1日約1.5リットル(前回比+0.5L)
トラブルなし(病害虫ゼロ)
追肥タイミング1週間に1回、ハイポニカA・Bを各10mlずつ追加

最後に:育てる楽しみ、実る喜び

「水耕栽培って本当に実がなるの?」

そんな疑問を持っていた頃から、ここまで来ました。

  • 自分の手で水を管理し
  • 栄養を調整し
  • 日々の変化に一喜一憂する

そのすべてが「育てる楽しみ」になり、

そして今日、小さな実がそれに応えてくれました。

これからますます実が膨らんでいき、収穫の時を迎えるのが楽しみでなりません!

次回予告:果実の色づきと糖度チェック!

次の更新では、

✔ 実がどこまで大きくなったか?

✔ 黄色く色づいてきたか?

✔ 甘み(糖度)はどうか?

といった点を中心にレポートしていきます。

引き続きスパイス見聞録の「水耕栽培トマト日記」、どうぞお楽しみに!

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